人外生物メイドさんとメイドロボは似て異なる存在ですね。
私のように宗教的に禁忌が無いどころか積極容認派の場合、綺麗で有能でメイドさんなら何だってＯＫだと思うのですが（綺麗でも男は「メイド」ではないので不可。外見的に女性なら両性具有・雌雄同体も可ですかねぇ）。
世間一般ではロボットと自然発生生物と人造生物と、神霊存在とでカテゴリー分けしてしまうようですね。この区分は宗教で決まってくるようですが、宗教による観念をある程度でも引き合いに出そうとすると厄介なので原則無視します。
ロボットと人外生物では自律意思の存在を認知し易い、という点において、受け入れ易さに差が出るようです。同じ人造物でありながら、人造生物は生物であるという点において自律意思の存在が生存の前提条件として刷り込まれているので受け入れられ易い、と。
また、生物は生き物である点において生存権を認知し易いということがあります。人間と同等以上の知能を持ち、コミュニケーションに不都合を生じない人間に類似した外見の生物ならば、人種の差という程度の認識であっさり自然人認識が成立してしまうものでしょう。
既存種族のクローンであれば、既存種族の一員として扱うという良識が出てくるでしょうし、元々の第一世代が人工的に作られた種であっても、自然繁殖可能ならば認知せざるを得ないという良識も出てくるでしょうし、その様な存在は権利取得に乗り出すでしょう。
神霊存在は宗教的問題がからみますが、（仮初でも）肉体を持つならば生物と同列でしょう。
人外生物は、ロボット以上に宗教上の制約を受ける反面、ロボット以上に「人」として認知され易い、というところでしょう。
では、認知上「人」となるのに人外生物に拘る理由は？となると、これは極めて希薄というか単純な理由しか思いつきません。
私と同じように綺麗で有能なメイドさんならば拘らない、というケースは、メイドさんにこそ拘っており、人外生物には拘っていませんね。だからありうるのは、身体的特徴に対する特殊嗜好属性との複合形のケース。
「特殊思考属性」という私の仲間内での妙な言葉を使っていますが、平たく言えばフェチのことです。例えば幼女好きのメイド好きであれば幼女なメイドさんを求める、巨乳好きのメイド好きであれば巨乳メイド好きを、ブロンド好きの……（以下略）と同一線上にある、と。
つまり、元々猫耳少女萌えで尚且つメイドさん萌えの場合にのみ猫耳メイドさんを求める、と。
私のような嗜好では、猫耳メイドさんは「許容する」のであって「希求する」ことはありません。
これがどういうことかというと、例えば、メイドさん萌えは猫耳メイドさん萌えとはイコールではない、ということです。メイドさん萌えと猫耳萌えというそれぞれ独立した嗜好を併せ持っている者のみが猫耳メイド萌えである、と。
独立した萌え属性である、ということはメイドロボの時と同じで、猫耳少女萌えが主では、メイドさん萌えとしては失格と言うことになります。
この独立した嗜好属性、ということはもう一つ注意すべき問題を孕んでいます。ロボットの時と同じような問題ですが、猫や兎といった現存の生物、それも愛玩動物との融合形の場合は、愛玩動物の延長上としてその存在を捉え、愛玩動物に対するのと同じ……対等なパートナーではなく、従属物としての存在として人外生物を捉えていることが考えられます。
この考え方では、メイド職に関しては、愛玩動物が主人に媚を売る・恩を返すのに適当な職業、だから人外生物はメイドさんが良い、ということになってしまいます。この点を鋭敏に嗅ぎ取ってしまう隷属的関係否定派は、人外生物メイドさん否定になっているようです。人外生物メイドさん萌えの人の全てが、愛玩動物的に考えているわけではないのですが。
とにかく、ロボットよりも受け入れる間口は広いはずですが、人外生物メイドさんの場合も原則的なメイドさん萌えとは少し違う、ということは押さえておくべきでしょう。
で、趣味の垂れ流しですが……このページの内容の冒頭で十分垂れ流したと思うので書く事は
ないでしょう。ええ、もう私は翼がついていようが幽霊だろうが猫耳だろうが狐耳だろうが綺麗で
有能なら文句言いませんとも。胸は大きめが好きですが(笑)。